誰でも、子供の頃にTVで見た映画が心に残り、ビデオに録画したものを何度も何度も見返したりすることがあると思う。
私の場合は1986年に公開されたロブ・ライナー監督の「Stand By Me」がそれだ。
子供の頃にTV録画したビデオテープを擦り切れるほどに、完全にセリフを言えるほどに何度も見返した。
この映画が青春のすべてであったと言っても過言ではない。
その後の人生にも大きく影響した映画だ。
大人になってから
大人になってから、またあの青春を思い出したい!!と思い、DVDを購入したんですね。これを。
映画は字幕で見るのが基本なのですが、この映画だけは吹き替え。
なんたって子供の頃にTV録画した映画だったので、字幕ではなく吹き替えを繰り返し見ていたんですから。
そんな訳で吹き替えで見た瞬間・・・
ちがう!!
全然ちがう!!!!心の中に残っている「Stand By Me」じゃない!!!
そうなんです。吹き替え版の声優さんが違うんです。
ガッカリなんてもんじゃないです。
なぜ声優さんが変わっているのか。。
あまりの違和感に、仕方なくこのDVDは字幕で見ました。
だけど字幕もやはりしっくりこない。
大人の事情
映画には「権利」が大きく関わっています。
映画をTVで放送する場合、テレビ局は著作権者と「放映権」契約を結ぶそうなのですが、これは映画そのものの放映契約であって、吹替え音源については別の扱いになるのだとか。
劇場で上映した吹替え音声や、DVDの音源などは、それを製作したところの著作物であり、その音源を使って放送する場合には、その使用についても契約が必要になり、契約が結べなかった場合や、コスト的な問題、またテレビ放送ではCMがあるため一部をカットしなければならず、劇場版の吹き替えをそのまま利用しては辻褄が合わなくなってしまい、結果録音しなおした方が良いという場合もあるそうです。
とは言え、それは大人の事情。
見る側からするとそんなもん関係ありませんw
その後、思い出の声で見られる本作品を探し回ったのですが、どこにも存在しないという状態でした。。
ついに発見
で、先日なんの気なしにAmazonを見てたんです。
そしたら・・・
吹替洋画劇場第1弾!
コロンビア・ピクチャーズ90周年記念。
珠玉の名作『スタンド・バイ・ミー』が装いも新たに登場!
特典ディスクには待望のフジテレビ「ゴールデン洋画劇場」日本語吹替版を完全収録! さらにVHS版日本語吹替も収録。
!!!
これは・・・
買うしかない!!!
購入&レビュー
発見した瞬間ポチりました。
これぞまさに探していたもの!!!!!!
【キャスト/日本語吹き替え】
ゴードン・ラチャンス/神藤一弘
クリストファー・チェンバーズ/梶野博司
セオドア・ドチャンプ/岩田光央
バーン・テシオ/大友大輔
これです。私が子供の頃テープが擦り切れるまで見て育った映画!!
この声優さんたちです。
ブルーレイディスクのおかげなのか、当時の画質を保たれており、非常に満足度の高い買い物でした。
しかしAmazonのレビューにも書かれているように、最後の最後、名曲「Stand By Me」が流れる箇所がフェードアウト・・・
最後まで余韻に浸って名曲を楽しむことができませんでした。
これ、ダメね。
これも大人の事情なのかは不明ですが、またいつか完全版が販売されることを願います。