ないものは作ろう
車で遊びに行くとどうしても宿泊したい(しなければならない)時ってありますよね。
夏場はキャンプ場とかでテント張ったりすれば比較的安く外泊できるのですが、宿代だってバカになりません…
さすがに涼しくなってくるとキャンプ場というわけにもいきません。。
もちろん毎回ホテルや旅館に泊まってたらとんでもない金額が吹き飛んでいきます。
お金をかけずに遊びに行きたい!
そう思っている人たちが行きつく先が「車中泊用ベッドキットの自作」となるわけですね。
ということで、DIYしました。
車中泊用ベッドキットとは
車の中にベッド的なものを作って快適に車中で寝られるようにしちゃおうぜっていうカスタマイズです。
車種にもよりますが、シートがフルフラットになれば一応車の中で寝られるんだけど、私の車(ノア)はフルフラットにしてもシートが凸凹になってしまい、寝づらいこと極まりないのです。
何で作るか!?
もちろん車中泊用ベッドキットをDIYしている先人方はたくさんいらっしゃるので、いろんな方の記事や写真を参考にさせていただきました。
そしてベストなのは、「イレクターパイプ」というもので作ると超よさげな感じということが判明。
どうやらこの「イレクターパイプ」を「パイプカッター」というものでぶった切って「イレクターパイプ ジョイント」でつなげば良いぽい。
設計図を描く
頭の中のイメージを紙に描くことで妄想を膨らませるが、こんなんで大丈夫なのか非常に不安がつのる。
この設計図を描くまでに調査なども含め、およそ1週間はかかっている・・・
不安に襲われる日々・・・もうイレクターパイプのことしか頭にない。
だがしかし!俺は男だ!やると決めたからにはやるんだ!
そう言い聞かせ、とにかく素材を買ってしまえば良いのだと強気の1歩を踏み出すことにした。
制作フロー
素材たちの入手
イレクターパイプ、ジョイントを必要な分だけ購入。
こういう足の下につけるパーツなんかもあったのでそれも合わせて購入。
パイプカッターは必須。これが無いと好きなサイズに切れない。
そしてパイプとジョイントをくっつけるための接着剤。
Amazon、楽天、ホームセンターを駆使してすべての素材を入手。もう後戻りはできない。
パイプカッターで切る
設計図通りの長さにイレクターパイプをパイプカッターで切っていきます。失敗するとまたパイプを買わないといけないという緊張感との戦い。
パイプカッターにパイプを挟んでぐるぐるまわしていくだけなんだけど、これまた結構力仕事でしんどい。
しかも切る本数がかなり多いので手にマメができたりと大変。。。
一気に全部はできなかったので毎日夜な夜なコツコツと切っていく作業で数日間。。。
仮組みしてみる
接着剤はまだつけずに、ビニール紐を使って仮組み。
なんか良さげ!興奮!
この上に天板を置けば完成的な感じ。
天板を作る
天板には強度がありそうでコストの安い合板を使うことに。
ホームセンターで指定のサイズにカットしてもらいました。
このままだと切り口がトゲトゲしているので紙やすりで周りをキレイにします。
そして、合板むき出しのままだとかっこ悪いので、板にフェルト生地を貼るんです!
1m×4mのフェルト生地を購入してきて、合板のサイズに合わせてハサミでカット。
タッカーで合板に打ち付ければOK。
完成
組んだイレクターパイプに天板を乗せて、かーんせーい♪
この天板の上に布団をひいたりすれば超快適なベッドになるんです。しかも使わない時はバラせるようにしてあり、車の中に収納可能。
我ながら意外と良く出来たと思います。恐怖や不安との戦い、涙あり笑いありの2週間で作り上げた自作ベッドキットです。感無量。
トータルコストは約2万円くらいでした(たぶん・・・
注意点・失敗点
床にある後部座席をハメるくぼみみたいな存在を考えておらず、ちょうどベッドの足がそこにハマってしまい、若干高さにズレが生じた。
それから、仮組みした段階で車の床って地面と水平になっていないっていうことに気づいた。ちょっと斜めになっているので、フラットにする場合、車内の前方と後方でベッドの足の高さが違う。
これに気づかず4本もイレクターパイプを買いなおしています。。。
これからDIYする方はそのあたりに注意すると良いかもしれません。サイズはしっかり測りましょうw
使った素材・道具まとめ
合板とフェルト生地は好きなサイズ(切り売り・カット注文)で買えるホームセンター等での購入がオススメです。